防災科学技術研究所(防災科研)では、E-ディフェンス実験のデータを活用して、地震による構造物の損傷破壊過程、並びに、室内被害を再現するシミュレーションシステム(数値震動台)の開発を推進してきました。 今回の成果発表では、まず、防災科研の第4期中長期計画期間(7年間:2016年度~2022年度)での数値震動台研究開発プロジェクト全体の総括をしてEーディフェンス等の実験研究との連携推進に関する今後の課題について発表します。 続いて、免震、鉄骨、鉄筋コンクリートの建築構造の詳細シミュレーションの最近の成果について紹介し、シミュレーション結果の地震防災への活用のための機械学習等によるデータ解析研究の取組を紹介します。 最後に、第5期中長期計画(7年間:2023年度~2029年度)で実施を予定している数値震動台をコア技術とした都市空間レベルの数値解析基盤の研究開発の構想についてその準備状況と併せて紹介します。 基調講演では都市規模のシミュレーションの先駆的な取組をされている理化学研究所計算科学研究センターの大石先生に発表いただきます。
日時 |
令和5年3月27日(月) 成果発表会:14:00~17:35(参加無料) 意見交換会:18:00~20:00(会費3000円) |
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会場 |
日本建築学会 建築会館ホール 〒108-8414 東京都港区芝5丁目26-20 |
定員 | 100名様(先着順) |
申込方法 |
申込みを希望される方は、①氏名 ②所属・役職 ③連絡先住所・TEL・FAX・E-Mail ④意見交換会出席可否を明記の上、次の申込先までEメールにてお申し込み下さい。
Eメールタイトル: 3月27日成果発表会申込 (申込方法についての問合せ先: 兵庫耐震工学研究センター 研究推進室 (0794)85-8211 |
申込先 |
E-mail: 国立研究開発法人防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター 研究推進室 宛 |
申込締切 | 令和5年3月24日(金)13:00 |
主催 | 国立研究開発法人 防災科学技術研究所 |
後援 | 一般社団法人 日本建築学会・公益社団法人 土木学会・一般社団法人 日本計算工学会・一般社団法人 日本応用数理学会・公益社団法人 日本地震工学会・公益社団法人 地盤工学会 |
14:00-14:05 | 開催挨拶 |
防災科学技術研究所 地震減災実験研究部門 部門長 |
中埜 良昭 |
14:05-14:10 | 来賓挨拶 |
文部科学省 研究開発局 地震・防災研究課長 |
郷家 康徳 |
14:10-15:10 |
近未来の複合災害の減災に資する デジタルトランスフォーメーション |
理化学研究所 計算科学研究センター 総合防災・減災研究チーム チームリーダー |
大石 哲 |
休憩(10分) | |||
15:20-15:50 | 数値解析と実験の連携推進への成果と課題 |
数値震動台研究開発分科会委員長 京都大学 教授 |
大崎 純 |
15:50-16:20 | 建築構造の耐震性能評価に向けた実験の再現解析 |
数値震動台建築WG主査 日本大学 准教授 |
宮村 倫司 |
休憩(10分) | |||
16:30-17:00 | 詳細シミュレーションを活用したデータ科学 |
数値震動台データサイエンスWG主査 慶應義塾大学 教授 |
小檜山 雅之 |
17:00-17:30 | 都市空間レベルの数値解析基盤の構想 |
防災科学技術研究所 地震減災実験研究部門 主任研究員 |
山下 拓三 |
17:30-17:35 | 閉会挨拶 |
防災科学技術研究所 地震減災実験研究部門 研究統括 |
梶原 浩一 |